THINKY Journal 株式会社シンキー
2015.9.17 Volume 13

こんにちは。

残暑もだいぶ和らいで、初秋の気配を感じられるようになった今日この頃、皆様、 お変わりなくお過ごしでしょうか。

シンキージャーナル第13号をお送りします。

本号では、シンキー 開発部応用技術課 課長 高塚隆之のインタビューをお届けします。高塚は、今年の7月に開催した当社初のプライベートショー「自転・公転テクノロジー展」で「新製品ならびに現在開発中の装置のアプリケーション」と題したセミナー発表を行いました。高塚が日頃、お客様の課題解決にどのように取り組んでいるかを中心に、お伝えいたします。

【目次】

  1. 課題解決のために今できる最大パフォーマンスで取り組んでいます!
    〜シンキー応用技術課インタビュー〜
  2. 展示会 出展情報
  3. バックナンバー
  4. 編集後記

1. 課題解決のために今できる最大パフォーマンスで取り組んでいます!
 〜シンキー応用技術課インタビュー〜

◆ 開発部応用技術課の役割は?

主に、お客様が製品を購入する際の「事前検討」をお手伝いしています。お客様から提供された材料を使って実験・検証を行い、「この機械ではここまで分散・脱泡ができます」という、機械の最大パフォーマンスを示すことが私たちの役目です。

シンキーには多くの機種がありますが、その中で上記の実験・検証が必要になるのは、中型・大型機で、特に容器に専用、もしくは特別なアダプターを装着するようなケースがほとんどです。小型機の場合は、一定期間デモ機をお貸し出しすることで、お客様ご自身で評価いただける場合が多く、私たちの出番はあまりありません。中型・大型機では、オリジナルのアダプターを設計する必要性なども含め、かなり複雑な検討が必要になります。

◆ 成果の判断はどのように行う?

まず、事前にお客様のご要望をしっかり伺って、どのような物を求められているのかを正確に把握する必要があります。粉砕機の場合は目標到達粒径などがはっきり決められていますが、ミキサーの場合は数値化が難しいので、目視で混ざり具合を評価したり、実際に次の工程でどのようにご使用いただくのかにより判断し、評価をします。いずれの場合も、お客様の求めるターゲットを正確に理解していないと、それに近づけるための作業も困難になりますので、事前のヒアリングに力を入れています。

また、先端材料になればなるほど、「混ざるか混ざらないか」「どの程度混ざっているのか」の評価が難しくなります。目視で観察してもわからない場合は、お客様に混ぜた材料を持ち帰っていただき、ご要望を満たすかどうかを判断していただくことになります。

◆ お客様へのヒアリングから得るもの

お客様のニーズを直に伺う機会が多いので、それを新製品開発に活かすことも多々あります。お客様から「こんなことをしたい」という要望を伺った時に「それはできません」というだけでは価値が高まりません。「できないことをできるようにするためには?」という発想を常に心掛けることで、新たな製品のアイデアも生まれてくるのです。シンキーのコア技術である自転・公転の回転機構に新しい技術を取り入れることなど、お客様の新たな課題を解決できないか、常に考えています。

例えばお客様から粉砕に関する課題があると聞けば、ミキサーの容器の中にボール(メディア)を入れて粉砕に特化した製品を作る。LED材料のメーカー様で蛍光体の沈降が課題になっていれば、沈降を防ぐための機械機構を考える。そのように開発を進めてきました。

7月に開催した「自転・公転テクノロジー展」で発表したナノ粉砕機「PR-1」という製品も同様です。コア技術である回転機構に、超音波という新しい技術をプラスすることで、凝集しているカーボンナノチューブを分散することができました。

◆ トレンドや業界動向などの情報収集はどのようにしている?

新しいニーズは常に意識して探すようにしています。学会や展示会に足を運ぶこともあります。「あわとり練太郎」を使ってくださっている研究者や技術者の方に話を伺う機会があると、とても勉強になります。例えば、電池の電極材のスラリー調製には標準的にシンキーのミキサーが使われているのですが、機密情報などもあって、私たちメーカーでもなかなか知ることはできませんでした。電池学会などの発表にこまめに足を運ぶことで、そういった情報を得ることができたのです。

また、先にお話しした顧客対応の経験を通して、材料自体の知識や情報を得ていますので、次のトレンドやニーズを掴み、設計スタッフにフィードバックすることで、新製品の開発に活かしています。お客様からヒントをいただくことが、私たちの製品づくりの糧となっています。


2. 展示会 出展情報

これから開催される展示会への出展情報です。
皆様のお越しを心よりお待ちしております。

セラミックス&ガラス技術展(旧セラミックス総合展)
 9/16(水)-18(金) 東京ビッグサイト

エヌプラス2015 CARBONext(炭素繊維加工・活用産業展)
 9/30(水)-10/2(金)東京ビッグサイト

3. THINKY Journal バックナンバー

Vol.12
「シンキー創業45年のご挨拶」代表取締役 石井重治

Vol.9
ナノ粉砕機ユーザーインタビュー
〜大阪大学大学院 津島将司教授に聞く〜

Vol.8
アフターサービスは製品スペックの1つです。それがシンキー。

Vol.7
心は常にお客様とともに。シンキー「お客様相談室」のご紹介

Vol.6
「ナノ粉砕機」開発者インタビュー 〜摂南大学 橋本直文教授に聞く〜

 



4. 編集後記

実家の両親が少し長めの旅行に出かけたので、飼い猫の世話のために久しぶりの実家暮らしをしています。朝はやくに餌をやって家を出て、帰宅は夜おそく。猫は玄関で待ち構えていて、ニャーニャーと鳴きながら餌を催促します。

不在中によほど寂しい想いをしているのかと思えばそうでもなくて、餌を食べ終えるといつの間にか姿を消してしまいます。家中を探しまわると、押入れの中や窓枠などの涼しい場所でゴロリと横になって寝ているのです。

猫の後をついていけば、冷房や暖房がなくても、その時を過ごすのにちょうど良い居場所をみつけられるものだと感心したのでした。(Y)

 


THINKY Journalは、過去にイベント・ウェブサイト・お名刺交換などでコンタクトのあったお客様に不定期でお届けしています。
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