脱気・脱泡
脱気とは
材料中の溶存した空気(ガス)は材料の温度、圧力を変化させると気泡として現れてきます。ある特定の条件(温度・圧力)において発生する気泡を除去する操作を「脱気」とシンキーでは定義します。
例えば、水性インクは液体中に大量の溶存酸素を含んでいます。水性インクの粘度は水に近い極低粘度であり、大気圧下では材料中の気泡は確認されません。しかしながら、真空減圧を行うと、インク中に含まれる溶存酸素が大量に観察されるようになります。シンキーの自転・公転真空ミキサーで、ある一定の減圧下で攪拌・脱気することにより、これらの溶存酸素由来の気泡を効率的に除去することができます。
脱泡とは
一方、大気圧・常温下で材料(液体)中に観察される気泡を除去する操作を「脱泡」とシンキーでは定義します。
例えば、高粘度のエポキシ樹脂などの接着剤では、樹脂を別の容器に移し替える工程で、材料中に大量の気泡を巻き込みます。高粘度材料は気泡を囲みこむ材料の流体膜が堅固なため、このように巻き込みで生じた気泡は目視で確認できるレベルの泡となります。材料中に残った気泡は最終製品の見た目を悪くするだけでなく、材料の持つ本来の特性を損なう恐れがあります。そのため、大気圧・常温の条件下で観察される材料中の気泡を目視-顕微鏡レベルで除去する必要があります。
除去したい気泡のサイズに応じて、シンキーでは以下のようにミキサーの機種を推奨しています。
目視レベルの脱泡:あわとり練太郎(大気圧タイプ)ARE-310,ARE-400TWINなど 大気圧下で遠心脱泡
顕微鏡レベルの脱泡:あわとり練太郎(真空タイプ)ARV-310,ARV-930TWINなど真空減圧下で脱泡
注意)材料によって、脱泡精度は変わります。


- 画像4-1 ARE-310目視レベル脱泡(左:目視攪拌前 中:目視攪拌後 右:顕微鏡攪拌後)

- 画像4-2 ARV-310顕微鏡レベル脱泡(左:目視攪拌前 中:目視攪拌後 右:顕微鏡攪拌後)
あわとり練太郎の導入メリット(脱泡)
(1)短時間で脱泡が完了
(2)高粘度材料の脱泡も可能
(3)真空チャンバー方式では取りづらかった材料底部の泡も除去
(4)公転遠心力により材料が吹きこぼれない
(5)溶存酸素・ガスの脱気も可能





